*お知らせ)20日10時からSakumagのよりあいをします。巻末にZoomのリンクを掲載しています。
*お知らせ②)9月1日20時から、「こんにちは未来 ニュース研究会 第4弾」を開催します。今回のテーマは「宗教と政治とえとせとら」。Sakumagと黒鳥社のニュースレターのみで告知するイベントとなります。チケットご購入はこちらから。
2017年に、『ピンヒールははかない』というエッセイ本を出しました。私が最初に出した『ヒップな生活革命』という本に出てくる人の圧倒的多数は男性で、それを読んだ幻冬舎の編集者さんが「近くにおもしろい女性もいるんじゃないですか?」と声をかけてくれたことがきっかけになり、「自分のまわりの女性について書く」というテーマで書いた本でした。自分について書いてみるということも、フェミニズムについて考えるということも、当時の自分にとってはなかなかのチャレンジで、今振り返ってみると、当然、当時の自分には見えていなかったものも、書けなかったこともたくさんあって、「今だったらどう書くかな」と置いてきた宿題のような存在になっていました。
半年ほど前から少しずつ「続編」の原稿を書いているのですが、これから少しずつこのニュースレターで配信しようと思います。どう考えても今年は本として出せそうもないけれど、来年あたりには出るかな。。。というわけで、お付き合いいただけると嬉しいです。
30代は20代よりも、40代は30代よりも楽しかった。大人になる、年を重ねるということは、緩やかな坂を少しずつ転がっていくように、いろんなことを失ったり諦めたりすることなのだと、長らく思わされてきたが、自分がやってみるとそんなことはまったくなかった。
もちろん人生につきものの山あり谷ありも、辛さもしんどさもある。社会には生きづらさを再生産するイシューが山積みだ。それでも40代の最後の1年を生きながらざっと振り返ると、時間の経過とともに、自分の気持ちはどんどん軽くなってきたなという実感がある。
今、そういう気持ちでいられるのは、30歳から40歳になろうとする時に体験した人生最大のメンタルクライシスをきっかけに、自分が蓋をしていたトラウマや感情に向き合い、自分の扱い方を学び直し、刷り込みや「常識」から自分を少しずつ解放する作業をしたことが大きい。
40歳になる直前、ベッドから起き上がれない状態になった。
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