週報:11/7-11/13/2022 中間選挙ドキュメント
選挙の直前、山の家の近くの街で用事を済ませた帰りに、車輪を縁石に擦ってパンクさせるというハプニングを起こしてしまいました。運良く、タイヤ屋の近くにいたので、そろそろと運転して車を持ち込んだところ、車輪の部分を割ってしまったことが発覚。代替の車輪を注文して届いたところで、前のオーナーがあれこれ改造を加えていたことがわかり、届いた車輪はフィットせず、しかも正しい車輪は廃番になっていて、レアなサイズの車輪を探すこと1日半、見つけた車輪が届くのに4日かかり、足がなくなったので選挙の直後に予定していたモンタナ旅行もキャンセルし、買い出しにも行けなくなって、冷凍庫に入っていた食糧や缶詰で1週間以上を過ごすことになりました。もとはといえば自分のせいではあるのですが、予定外の出費とスケジュールの変更にあーあとため息をつきつつ、こういう時こそ「何でも都合よく考える」主義を行使するときだ、と面倒くさい状況も「冒険」だと考えることにしました。手元の食糧で1週間分のメニューを考え、「自分の「非常用の食糧」が正しいのかを考え直したりしました。なかなかに精神力を試される一週間でしたが、結局、いまだに決着のつかない選挙の行方を追ったり、結果を分析したりするのに忙しくなったので、結果オーライ。夢中になれるものがあってよかった。。。
選挙の当日、アドレナリンが出まくる自分に、つくづくオタクだなと呆れる気持ちもありつつ、アメリカの選挙は本当におもしろく、また特に今回の選挙は希望の種がたくさん埋まっていて、将来はブルーだ!とたくさんの勇気を得ました。アメリカの中間選挙に対する関心はそんなに高くないのかもしれませんが、それでも今回の結果から考えたことをシェアしたく、今回、報告会を計画しました(有料購読者用のリンクは文末に記載しています)。
というわけで、今日の週報は、選挙当日からのドキュメント形式でお届けします。
選挙前夜、共和党の政治家や論客たちが「レッドウェイブ」、ときには「レッドツナミ」なんていう言葉を使って、大勝を予想していた。イーロン・マスクは共和党への投票を呼びかけ、ツイッターには陰謀論が溢れていた。
中間選挙は現職の大統領がいるほうの党に圧倒的に不利で、下院でいうと、トランプは41席、オバマは63席、クリントンは53席を失った、という歴史の前例がある。おまけに今回は、共和党が州議会を支配する州ではアグレッシブなジェリーマンダリング(選挙区の書き換え)が行われている。民主党があてにしたいところの若者は、中間選挙には出てこないとも言われてきた。民主党に不利な条件が揃っていた。
メディアの論調も、大方「6月のロー対ウェイド判決の覆しによって民主党が獲得したリードは後退し、有権者の関心は、中絶から景気に移った」というものが優勢だった。
それでも私はずっと懐疑的だった。
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