先日、Choose Life Projectで企画された「考える男たち」の告知を見たとき、一瞬、「おお、ついに当事者意識を持ってくれたのか、ありがとう」と思いそうになった。が、ちょっと待て。社会の支配種(ストレート、シス男性)が、女性が置かれているジェンダー非対称・不平等について、当事者がいない場所で話す、それはおかしなことではないか。女性を違う存在に置き換えてみればわかるかもしれない。たとえばLGBTQの当事者がいない場所で、LGBTQへの差別の話をしていたらおかしいだろう。一瞬「ありがとう」と思いそうになったのは、長いこと、心のどこかで、男たちの社会の中に置いてもらっているような意識で生きてきたことによる刷り込みだろう。もちろん、男たちに対して、「自分の属する社会のことなんだから、もうちょっとやっ…
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