最後に戻ってから、どれだけの時間が流れたのか、久しぶりに、グリーンポイントに戻った。
この何週間も冬物を取りに戻りたいと思いながら、なかなかタイミングがつかめずにいたところ、大袈裟太郎さんがニューヨークに来ていて、なんだか会わないといけないような気持ちに駆り立てられ、山を降りることにしたのである。
この数日の間に、コロナをめぐる情勢が急に緊迫化して、自分の周辺に漂う空気も緊迫化してきた。ゆるく企画していた顔合わせのミーティングは状況が落ち着くまで先送りにすることになったし、会いたいね、と話していた友達とも「もうちょっと先にするか」ということになったりもしていた。サンクスギビングに向けて「今年集まるのは我慢しよう」という空気感が漂うなか、みんなが人と会いたいかもわからなかったから、事前の約束はほとんどせずに…
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