先日、2週間に一度、開催している編集会議で低賃金問題が上がった。障害とともに生きているFさんが、自分の給料と介護士として働く母の給料の水準がともに14万だという話をしてくれたときに「学歴がないから」と分析するのを聞いて、同じく参加してくれているHさんが、博士号を取ったばかりの友人の月給が14万だと共有してくれた。博物館勤務読者の方からのDMで、博士号を持っている同僚の給料が14万以下だと聞いた。国際女性デーに際して、アパレル業界の労働者の85%が女性で、その圧倒的多数が最下層の工場で働いているというツイートをすると、国内の縫製工場の求人を送ってくれた方がいた。やっぱり14万だった。時給に換算すると800円台である。学歴があろうと、なかろうと、一人の人間が生活する金額としてはあまりにも安すぎる。
なんでこ…
Keep reading with a 7-day free trial
Subscribe to sakumag to keep reading this post and get 7 days of free access to the full post archives.