週報 6/27/2023
ニューヨークはプライド月間まっさかり。
たくさんのビジネスがレインボウ旗を掲げてお祝いムードです。
メインのプライドパレードだけでなく、Dyke MarchやLiberation Marchなど、たくさんのイベントが企画されていますが、こうしたスピンオフが生まれたのも、プライドマーチが商業化してしまったこともあり、複雑な気持ちもありますが、保守層によるバックラッシュがこれだけ苛烈になると、プライドの位置付けが、祝福から抗議に変わってきます。
もちろん、企業には、プライドを商業に使うのであれば、政治的にも連帯してほしいと思うわけですが、可視化の必要性と意義を考えると複雑な気持ちになります。
そんなわけで、久しぶりにプライドマーチに行ってみようかなと、なぜだか日にちを間違えて1日早く現場に行ってしまい、気持ちだけ置いて、山の家に戻ってきました。
先日、家の中に、蛾の巣が見つかり、それが布類を食っているのではと焦っていたからです。
ああ、アンセクシー。昨日は嵐がやってきて停電になり、ニュースレターを出すのが遅れました。
NY滞在中に、アクティビストと呼ばれる人たちとも会話をしたのですが、バックラッシュのことを嘆きつつ、ピースでチルなオーラが出ているのは、バックラッシュとともに、コミュニティの結束が強まっているからなのかもしれないと感じました。
実際、「リベレーション(解放)」と名のついたマーチには、数人のトランスジェンダー差別主義者が現れたようですが、参加者たちが手をつなぎ合って人の鎖を作り、トランスジェンダーの参加者たちを守り、差別主義者たちを追い出す光景も(ライブで)見て、じーんとなりました。
👉「プライド」パレード原点の地NY 主催者が語った危機感と希望(毎日新聞)
告知
「これからの日本の気候運動について話そう」というコミュニティ・オーガナイジングのトレーニングイベントに参加します(オンライン、参加費無料)。
7月1日(土) 9:00~10:30 「絶望の中から生まれるアクティビズムを希望に変えるには」
*Sakumagの話もします。
今週のコラム
トランスジェンダーを生きる人々と「反トランス法」を可視化する
中絶権が覆されて1周年
外から見える日本経済の姿
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