「Weの市民革命」を書いた理由を一言で言うと「このままではヤバい、と思ったから」に尽きる。政治・経済的状況もそうだけれど、やっぱり大きいのは環境問題だ。
気候危機/地球温暖化に対する危機感というものは、行く場所や人の政治志向によってかなり変わる。ヨーロッパはとっくにグリーン経済に舵を切っているし、拝金主義のアメリカでも、グリーン経済に勝機を見た人たちのお金がそちらに一気に流入し始めている気配を感じ、防波堤が決壊しつつあるのだという気がしている。
ところが。この危機感は、日本に届く頃にはずいぶん薄くなる。もともと災害慣れしているから、対策といえば原因の根絶よりもインフラに頭が行く習性、すでに儲かっている業界の利益が優先される産業構造、危機感が共有されていないこと、、、原因はいくらでも思いつくのだが、自分がで…
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