*今月からBusiness Insiderで連載が始まりました。有料コンテンツなので、編集部からの許可を得て、リリースから2週間のタイミングでニュースレターにも配信させてもらえることになりました。今日は連載の②をシェアします。
斉藤幸平さんの『人新世の「資本論」』の売り上げが34万部を突破したという。
「SDGsは『大衆のアヘン』である」から始まる本書は、気候変動の脅威を前に、現行の資本主義システム自体の限界を指摘し、共産主義的な脱成長路線にシフトするべきである、と主張する。冒頭の挑戦的な一文は、見せかけのSDGsを標榜し、ジェンダー不平等や人権問題を放置しながら、サステナブルという概念ですら商売の道具として使って従来通りの利益主義を追求し続ける企業への痛烈なパンチとして読んだ。
だが、パンデミックが起きて…
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