Sakumag 週報 09/12-09/19
ブルックリンに戻ってきて1週間弱が経ちました。
留守の間に山の小さな家に張りめぐされた蜘蛛の巣と格闘していた時は、都会に戻れるだろうか?と不安だったのですが、戻ってきてみると、何ヶ月かぶりに見る友人たちの顔がとにかく懐かしく、しばらく少し遠くに感じてきたニューヨークという街と自分との心理的距離がぐんと縮まりました。朝夕涼しい風が少しずつ吹くようになった9月のニューヨークはなんとも美しく、街を行く人々の姿を見ているだけでウキウキしてきます。
今回は、1週間を一緒に過ごしたつれあいを再びモンタナに送り出し、仲良しのスタイリストの友人がニューヨークに遊びにきたタイミングで都会に戻ってきたのですが、ちょうど、東京のCIBONE、House、出汁の尾粂が共同で出す店が近所にオープンし、クックブックを出したばかりのKiki Kudoさんののディナーパーティや友人のアートショーがあったりと、一気にたくさんの人と会う1週間になりました。地下鉄や車の中などの換気が悪い場所をのぞけば、すっかりみんなマスクとはおさらばしていて、お店のオープニングやアートショーにも人が溢れかえっています。一瞬、コロナ前のような錯覚すら起こしかけるわけですが、すっかり大きくなった友人の子どもの姿に現実に引き戻されます。懐かしい顔ぶれの中にも、一度どこかに引っ越して戻ってきた人、別れを経験した人、トランジションした人、職業を変えた人、何も変わらない人… 家に戻ってきたのだなという気持ちにさせてくれます。
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