Sakumag週報 09/19-09/25/2022
ある朝、10月に決まっていた大きな仕事が延期になるという報が届きました。
は!それはとてもヤバいことなのではないか。
と、一瞬、かなり焦り、気がつけば求人サイトを徘徊していました。
アメリカにはいくつかのフリーランス求人サイトがありますが、そこには、職種も勤務形態も期間も報酬も多様な、世界中からの求人情報が掲載されています。世の中には、つくづくいろんな仕事があること、その世界では年齢なんかは不問であること、そして「いざとなったら大丈夫」ということを確認して、求人サイトのページを閉じました。
地球や人々の持続性を考えた時に、資本主義の限界を感じていても、自分たちはやっぱり資本主義の社会の中に住んでいて、スキルや時間を売って生活しています。円安+インフレで一気にお金の価値が変わるような感覚を生きながら、それなりにいろいろなことが心配になったりはするわけですが、自分の財政状況を整理し、カットできるところを洗い出したあとは、自分は今をどう生きたいだろうかと自問自答しました。
気がつけば、自分は来年は50になろうとしていて、あとどれくらいの年数を楽しく働きながら生きていけるか、ということを考えるようになりました。年上の先輩・友人たちの姿には日々勇気をもらいつつも、やっぱり「今まで」に比べたら「これから」のほうが短いところまでは来たと思うのです。
そう考えると、どう考えても時間は足りないのです。こうしたことは、何度も考えて知っていたはずでも、景気の先行きが不透明になると、急に揺らいだりするあたり、自分もまだまだ修行が足りません。久しぶりに「やらなければいけないこと」「やるべきこと」「やりたいこと」を整理したら、慌てている場合ではなかった、と気が付き、「やりたいこと」を妄想していたら、今度はワクワクしてきました。ついでに、50歳以降の自分が、どう世の中の役に立てるかについても考えています。
ひとつ「やるべきこと」の中に荷物の整理があります。父の死後の荷物の整理をしていて、私がある日突然死んだら、この大量な本や衣類は妹が整理することになるだろうことを考えたら、それはとても申し訳ないことのように思えてきました。ここ数年増えるばかりだった本を減らしす作業をすることにしました。
目標は半分くらいの量。ー冊ずつ検討しているのですが、「ああ、こんな本あったな」と本を読み直してしまうので全然進みません。
★告知:10月27日から開催されるTokyo Art Book Fairに向けて、Sakumagでは今、有志のチームが「男性特権」をテーマにしたWe Actの3冊めを制作しています。そのコンテンツのひとつとして、男性特権についてのアンケートを実施しています。回答者の性別は問いませんので、ご協力いただけると嬉しいです。
★告知2:10月29日、初めての試みとして、zineのワークショップを開催します。こちらは、有料会員オンリーのイベントになります(巻末にZOOMのリンクを記載します)。
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