Sakumag週報 2/28/2023
ロシアによるウクライナ侵攻から1年が経ち、なし崩しに防衛費の増額や先制攻撃などがじわじわと現実になりつつあるこのタイミングで、25日の反戦行進に参加したみなさん、おつかれさまでした!遠くにいることにもどかしさを感じつつも、当日のリアルタイムは寝てしまっていたけれど、1000人を超える大規模な行進になったようで、その様子を後追いで心強く見ました。
左派のベテランの論客が、どういう人たちが企画しているのか?との疑問を発しているのをSNSで見て、「We!」と言いたくなりました。どこの団体だとか組織だとかではなくて、市民の有志が始めたことである。日本の左派の市民運動は、長いこと、既存の組織やムーブメントが中心に、よくいえば安定的に、悪くいえばマンネリともいえる形でくすぶっていたけれど、最近、今回の行進、また入管法改悪やLGBTQの権利保障を求めるデモやスタンディングが行われているのを見て、市民運動が少しずつ人を巻き込みながら大きくなっていること、層が厚くなっていることを感じました。そして運動に参加することの楽しさが実感として伝わってきているのかも!と希望を持ちました。
パンデミック開始から3年、『Weの市民革命』を書いたときの自分は楽観的すぎただろうか?と思うことが増えました。あのとき、市井のワーカーたちや周縁化されてきたマイノリティたちが長いこと求めてきたたくさんの要求が実現するのだ、と抱いた感触は幻だったのでしょうか? 宗教保守によるLGBTQ、特にトランスジェンダーに対する攻撃が激化し、ただ存在したいだけの人たちが悪魔化されていること、そこにミスインフォーメーションや陰謀論が油を注いでいること、こういうことによって多くの人が追い詰められたり、自ら命を断ったりしていることについて考えると、自分の気持ちはイエスに傾きそうになりますが、こういう光景を見ると、ノー、世の中は前に進んでいるのだと信じる気持ちになりました。希望の種を探しに行こう!と改めて。
お知らせ!
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