Sakumag Letter 06.26.2024
ニューヨークの北部からこんにちは。
はっと気がつけば、来週の今頃には東京についているかと思うと焦ります(汗)。つまりそれは、東京都知事選まであと約10日ということ! 普段選挙に行かない友達(まだいるのよ)に、またもやしつこく連絡をしたり(諦めないよ)、大切だと思うことをポストしたりしているのですが、この時間との戦いに、他に何かできることは?とチキチキ考えています。何かアイディアがある人は教えてください!
ちなみに7月6日と7日は、SakumagのOpen Houseを企画中です。6日の夜は、長嶋りかこさんに新著『色と形のずっと手前で』について聞いたり、また私たちが「自分が自分でいる」ことのできる社会について語り合ったりするトークをできそうです。詳細は追ってお知らせしますが、気になる人はスケジュール帳に入れておいてください。
ちなみに、今回の東京都知事選挙は、私にとってとても大切なものです。というのは、小池都政下の東京都は、市民やコミュニティ、環境よりも、経済的利益を、それも一部の人や大企業の利益を優先してきたからです。また小池知事の歴史修正路線は、過去にいわれなき暴力にさらされたコリアン住民やその子供たちを踏みにじみるだけでなく、史実や歴史検証を軽視するもので、到底、世界を代表する国際都市の政府の行為としては大変恥ずかしいものでもあります。蓮舫さんが出馬を表明して以来の、ミソジニーや排外主義の吹き出しを見るにつけげんなりしますが、今回の選挙はこうしたことにノーを突きつけるチャンスでもあります。
先日、あまり政治に詳しくない知人が「石丸さん気になる」と言うのを聞いて、「いやいや!」となったのですが、市民やメディアに対する態度を見ていると、もしやあれは、トランプ流を参考にしているのか?とも思ったりします。選対のメンツを見るだけでもヤバさしか感じないのですが、騙される人が少ないことを祈ります。もしかしたらこれを読んでいる人の中には、もしかすると「内海聡さん気になる」という人もいるかもですが、私は、彼が優生思想について話していることや、治療につながるかもしれなかったがんの患者の人たちを治療から引き離したりしてきたことをとても怖いことだと思っています。
現状に満足している人は、小池知事の続投を望むかもしれません。既得権益を持つ人たちは、小池知事に投票するでしょう。今、生きづらいと思っている人たちが束になってかからなければ、私たちの望む未来を作ることはできません。現状を憂い、また未来をいずれにしても、東京都に暮らし、選挙権のある人は、私たちがどんな未来を作っていけるのかを考え、その一票を大切に使ってください。
(*今週は文末に「今週のSakumag Slackから」があります)
それはそうと、今日の私は、少しがっかりしています。
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