Sakumag Letter 08.29.2024
こんにちは。
今日Xを開いたら、「セクハラくらいで諦めるなら起業家に向いてない」とか、「この社会は怒ったらダメなゲーム」などのポストが目に入ってきて、またもやげんなりしました。既得権益層はよっぽど怒ってほしくないんだなと思いました。さすがに、両方のポストには異議ありの声が集まっているようで、そこに希望の光を見るわけですが、たまにはげんなりしない日がほしいものです。
おりしも、某媒体に消費アクティビズムの「今」について取材を受けた日だったのですが、企画の段階で、上長の方のボイコットについてのアレルギーを感じたそうです。アレルギーとは、必ずしも合理的でない拒否反応のことですから、そこに理屈を求めてもしょうがないわけですが、日本は特にその傾向が強いように感じるのは、振り子のように保守とリベラルを往復するアメリカの政治構造とは違って、多くの人の食い扶持が、既得権益・メインストリームに紐づいているからかもしれないなと考えました。
怒るな、という社会の圧や風潮のおかげで、社会が前進しない、平等が進まないのは明らかですが、消費アクティビズムでいえば、自分ががんばって働いて作ったお金を、戦争や不平等に加担する企業に使いたくない、と考える人が増えるのは当たり前のことです。「やっても変わらないという人をどう思うか」とたずねられて、やってない人たちにメンタルエネルギーを取られたくないと答えたのですが、それは、こういう意見が出てくるのは、被抑圧層既得権益が崩れるのは困る層からだと思うからもあります(お知らせのあとに続く)。
最近、このニュースレターを通じて発信しようと思っていた「行動を促す(Call To Action)」の部分がちょっとお留守になっていたことに気がつきました!。これからもうちょっと頑張っていこうと思っています!
👉 性暴力救援センター・大阪SACHICOが存続の危機にあるとのことで、署名をしました。
引用:性暴力救援センター・大阪SACHICOは、病院拠点型のワンストップ支援センターとして2010年度から14年間、阪南中央病院内にて24時間体制のもと性暴力被害者の支援を行ってきました。
受けてきた電話件数は52198件、来所延べ件数は14610件、診療及び支援した人の実人数は3722人に上り、大阪府下の性暴力被害者支援において中心的な役割を果たしています。
👉 ガザのエバさんと糖尿病を抱えるシスターさんを含む7人家族の支援も引き続きよろしくお願いします。
👉気候変動に関して、日本のエネルギー基本計画(エネ基)をめぐる議論が進行しています。ところが、こちらも決めているのは、既得権益である業界に近い人たち、それもおじさんたち。このプロセス自体に問題がある、という点を、クライアントアースさんが指摘しています。
エネ基は、気候変動のイシューの中でも地味な存在なので、この周知を加速するために、プロジェクトを考えています! 今の段階で、意見を伝えてもいいよという人はワタシノミライのこのページをご覧ください。
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