猫2匹とのロードトリップをラスベガスで終え、これからパートナーの厳しい治療に付き合う友人と涙のお別れをして、その後、来年、たくさんの時間を過ごすことになるモンタナ州ミズーラで数日を過ごし、ニューヨークの自宅に戻ってきました。10泊をモーテルや友人の家、Airbnbで借りた部屋で過ごした後、やっぱり自宅が一番落ち着くことを再確認しています。
(告知)ニューヨークで今週、半纏のポップアップを2つ企画しました。ニューヨークにいらっしゃる方は気軽にお運びください。
☝️November 16th, 6-8PM at Judi Rosen New York
☝️November 18th-19th, reception on the 18th, 5-7PM, Cibone Brooklyn
久留米の工場で織り&縫製をして作っている半纏、アメリカではここから、日本ではここからお買い上げいただけます。
お知らせ!今週は、個人的にとても嬉しいニュースがひとつありました。それは、コロナのどさくさで大企業に売却されてしまったベスト・メイドが、ファウンダーのピーター・ブキャナン・スミスの手に戻ったというニュースです。2010年代にベスト・メイドを発見し、取材に行ったことをきっかけに仲良くなり、いつしか日本の商品を紹介したり、工場を訪ねたり、屋久島に撮影に行ったりした楽しい思い出があります。半纏工場との出会いも、ベスト・メイドがきっかけでした。急に成長しすぎてしまったことが問題になってつまづきましたが、それでも、多様な人種、多様なセクシュアリティやジェンダーの仲間と出会い、物やブランドという概念についてたくさんの学びがあった良い思い出が、こうして何年も経ってから戻ってきたと思うと嬉しくて仕方ありません。今後、何が起きるのか、楽しみです。
ここからはお便りの続きです(巻末に「今週のSakumag Slackから」があります。
ミズーラは、山に囲まれた人口8万人以下の小さな大学街です。直行便は近隣のソルト・レイク・シティやデンバーへ行く数便だけで、ニューヨークやロサンゼルスに行くには1日かかります。ミズーラのダウンタウンには、目抜通りが一本、大学がひとつあり(モンタナ大学)、その周りには住宅街が広がっています。目抜通りには、自家製のヴィーガン・ミートを使うカフェや、セレクトショップや手芸店があり、多くの店舗に、この地域から選出されたトランスジェンダーの州議会議員ゾーイ・ゼファーのポスターが貼ってあり、プログレッシブな気風を示唆していますが、人口は白人が圧倒的に多く、バーやレストランに入ると、ハッと見られることがあります。州自体は共和党が圧倒的に強いのですが、モンタナの民主党は、都市部の民主党に比べてかなり保守寄りで、テレビから「中国の脅威からモンタナを守る」というコマーシャルが流れてきたのを見たら、民主党のジョン・テスター議員だったので少し驚きましたが、そういえば、中国のスパイ衛星気球がモンタナの上空に飛来するという事件が4月に起きていたことを思い出しました。
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