Sakumag Letter 6.18.2024
先日、珍しく暑すぎない初夏の風を感じつつ、ミッドタウンの街を歩きながら、「すべての人が天使に見えるなあ」と感じた瞬間がありました。もちろん視界に入る無数の人々全員が天使であるわけではなく、現実には、偏見を持っていたり、乱暴をしたりしている人もいるのでしょうが、その瞬間は、すべての人が天使に見えたのです。
そう思えたのは、自分の機嫌が良かったからです。これから出るクラーク志織さんの新刊『ロンドンの片隅で、この世界のモヤモヤに日々クエスチョンしているよ』(平凡社)のゲラを拝読して(帯文を書いています)心強い気持ちになったり、能條桃子さんがニューヨークにやってきて、東京ではなかなか難しい濃密な時間を過ごしたり(実は、父が自宅で療養していた時に、能條さんのアクティビストハウスの一部屋を借りていたこともあるのです)、かつて仕事をしていた仲間が立派な作品とともに同性のパートナーとやってきたり、ここのところ、私に見える風景はカラフルに輝いていて、自分の気分というものは、触れることの内容によってずいぶん違うなあと改めて考えています。
とはいえ、より広い社会を見ると、プライド月間に、レインボーの旗やサインが破壊されたり、盗まれたり、デモをしている人が暴力を振るわれたり(日本から届いた警察による暴力行為の映像は衝撃的でした)、自分の目に入る世界がすべてだと思ってはいけないとも思います。
今週の日記では、MV「コロンブス」炎上に際して日本の組織の決定過程について考えたこと、映画「Israelism」と書籍『国のために死ぬのはすばらしいの?』、大統領選に向けて勃発するIVFをめぐる保守内の分断、自分のことが好きじゃなかった頃のことなどを書いています。
その前にシェアがいくつかあります。
👉 7月の帰国は無事に実行できそうです。今決定しているのは、7月6日・7日にSakumagのオープンハウスを開催すること(都民のみなさん、選挙がんばりましょう!)、おそらく仕事で8日から15日あたりは京都に行くこと、もしかしたら福岡にも行けるのか?(行けたら糸島あたりまで足を伸ばしたい)といったところです。
👉 ケニアに住むLGBT難民に医療と住居を届けたい!(クラファン)
👉 にじーずのクラファンに応援コメントを送りました。LGBTの10代をどうやってサポートしたらいい?にこたえる冊子をつくりたい!
👉名古屋でパレスチナ展があるそう!仲間がグッズを出すそうです。
というわけで、1週間の振り返り。
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